【ガルパン】エリカ「私は、あなたを救えなかったから」 その1

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転載元:【SS速報】http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1514554129/

1: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 22:28:49.39 ID:3UUVGVQ/0

濁流が、少女を乗っている戦車ごと押し流そうとしてくる

冷たい水が、命を奪っていくのを少女は肌で感じる

「やめてっ!!離してっ!!」

「やめません、離しません」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514554129

2: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 22:30:01.00 ID:3UUVGVQ/0

流されていた戦車は浅瀬にか、あるいは突き出た岩にでも引っかかったのか、車体全部を水に沈めながらもキューポラから上体を出すことで少女は辛うじて息ができていた。

だが、それも長くは持たないだろう。戦車の川への抵抗は少しずつ弱くなっていく

「っ…あなたまで流されるわよっ!?」

「大丈夫です、エリカさん。あなたは絶対に助けますから」

 

3: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 22:31:48.80 ID:3UUVGVQ/0

エリカと呼ばれた少女―――その眼前にいる栗毛の少女は、片手で必死に車体を掴みながらも、もう片方の手で水に沈むエリカの手を握りしめていた

荒れ狂う濁流は少女たちを、繋いだ腕ごと引き裂こうと言わんばかりに容赦なく襲い掛かってくる

このままじゃ共倒れだと、私を見捨てて。と、エリカが何度叫ぼうとも栗毛の少女はその手を緩めず、必死にエリカを引き上げようとしていた

「このままじゃっ、あなたまでっ!!」

 

 

4: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 22:33:06.11 ID:3UUVGVQ/0

エリカの体が、戦車の抵抗が無くなっていくのを感じ取る

「――――逃げて!!お願い私のことなんかっ!!」

「エリカさん。大丈夫だから」

「なんで!?―――も死んじゃうっ!?」

 

 

5: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 22:33:45.36 ID:3UUVGVQ/0

大丈夫。その言葉にどれほどの説得力があるのか、それはきっと栗毛の少女自身が感じているだろう。

そして、とうとう車体の抵抗がなくなる。

重い車体がゆっくりと押し流されていく

 

 

6: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 22:34:45.41 ID:3UUVGVQ/0

「っ!!」

それを感じ取った栗毛の少女は、一層強くエリカの手を握りしめる

「どうして……どうして離してくれないの……?お願いっお願いだから……」

エリカは必死で懇願する。もはや自身の命よりも、目の前の少女の命が自身のせいで散ることを恐れていた

「お願い……あなたまで巻き込みたくないのよ」

 

7: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 22:35:43.91 ID:3UUVGVQ/0

「エリカさん」

体力を冷水に奪われ、もはやつぶやくような声しか出なくなったエリカに

栗毛の少女はそっと顔を近づけ―――――

「絶対にあなたを死なせたりしない。だって――――」

 

8: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 22:36:13.22 ID:3UUVGVQ/0

「私は、あなたに救われたから」

 

9: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 22:36:47.42 ID:3UUVGVQ/0

微笑んだ

 

 

10: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 22:43:38.04 ID:3UUVGVQ/0



キーンコーンカーンコーン

エリカ「……」

沙織「ヘイ彼女!一緒にお昼どう?」

エリカ「……?」

華「突然すみません。よろしければ一緒にお食事できたら、と」

エリカ「……遠慮しとくわ。食事は一人で摂る主義なの」ガタッ

華「あっ……」

沙織「フラれちゃったぁ~」

華「やはり、いきなり声をかけたのがまずかったのでは……」

 

11: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 22:48:28.05 ID:3UUVGVQ/0



ガヤガヤワイワイ

エリカ「……」モグモグ

沙織「華―!ここ空いてるよー!」

華「沙織さん、待ってくださ……あら?」

エリカ「あなた達……」

沙織「アレー?逸見さんじゃん。奇遇ダネー」

華「沙織さんったら……」

沙織「ねぇ、ここ座っても良い?」

エリカ「別に、私の場所じゃないから……勝手にすれば?」

沙織「やったぁ♪」

華「それでしたら、失礼します」

沙織「あっ逸見さんそれハンバーグ定食?お目が高いね!それ、ここの人気メニューなんだよ?」

華「私もよく頂いています」

エリカ「……ええ、たしかに美味しいわね」

沙織「……あのさっ!私達前から逸見さんのこと気になってたのっ!」

エリカ「……は?」

沙織「逸見さん綺麗で、佇まいもなんか凛としててクールな感じでさ。ついつい目が向いちゃってたんだ」

エリカ「……そう」

 

12: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 22:50:13.41 ID:3UUVGVQ/0

沙織「それにこの髪!!雪みたいに綺麗で……おとぎ話の住民みたい!!」

エリカ「……ま、まぁ、それなりにケアには気を使ってるわね。……私の、自慢だから」

沙織「あっ!やっと笑ってくれた―!」

華「可愛い笑顔ですね」

エリカ「か、からかわないで!」

沙織「ふふっ、最初断られたときは駄目かなーって思ったけど頑張ってよかった」

華「はい。逸見さん、よろしければ私達と友達になってもらえませんか?」

エリカ「……武部さんに五十鈴さんだったっけ?私と友だちになっても良いこと無いわよ?」

沙織「友達ってそういうものじゃないでしょ?……ってあれ?私達の名前知ってるの?」

エリカ「一応、クラスメイトのフルネームぐらいは把握してるわよ……昔の癖でね」

 

13: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 22:58:23.12 ID:3UUVGVQ/0

沙織「へぇー、逸見さん自分以外の人間に、っていうか人類に興味ないって感じだったのに」

エリカ「ケンカなら買うわよ?」

華「沙織さん、いきなりケンカを吹っかけるだなんてやりますね」

沙織「ちょっ!?違うから!?な、なんていうか、どこか浮世離れしてる感があったっていうかー」

華「たしかに、どこか近寄りがたい雰囲気はありましたね」

エリカ「……はぁ。良いわよ」

沙織「え?」

 

14: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:04:08.75 ID:3UUVGVQ/0

エリカ「友達。なってあげるわよ……一人なのもいい加減退屈だし」

沙織「やっったぁー!!よろしくね、エリカ!!」

エリカ「い、いきなりね……」

沙織「改めて、私は武部沙織!」

華「五十鈴華と申します。エリカさんも、私達のことは名前で呼んでください」

エリカ「……沙織、華、よろしくね。……これでいい?」

沙織「うんうん!!よろしくね♪」

華「よろしくお願いします」

 

15: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:09:42.23 ID:3UUVGVQ/0



沙織「今日帰りにお茶してかない?」

エリカ「遠慮しておくわ」

沙織「えー?そっけなーい……」

華「沙織さん。エリカさんにも予定があるのですから」

沙織「でもさーせっかく仲良くなったんだから一緒に甘いものでも食べながらおしゃべりしたいよー」

エリカ「……別に予定があるわけじゃないわ。ただ、その……あなた達が喜ぶような話の持ち合わせは無いわよ?」

沙織「いいよいいよ!だったら私達がいっぱい話すから!!エリカまだ転校してきたばっかでしょ?ここの事一杯教えてあげるから!」

エリカ「……わかったわ」

沙織「決まり!それじゃあ放課後ね!」

エリカ「あなた、意外と強引ね?」

沙織「男をオトすなら守るより攻めろっ!だからね♪」

華「オトせた人数は0ですが」

エリカ「説得力無い話ねぇ……」

 

16: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:12:46.59 ID:3UUVGVQ/0

ガラララッ

桃「失礼する」

杏「……」

柚子「……」

沙織「あれって……」

華「確か、生徒会の……」

 

17: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:15:15.90 ID:3UUVGVQ/0

桃「会長。彼女が」

杏「おーい。あー……逸見ちゃんだっけ?ちょっといいかな?」

桃「少々話がある」

エリカ「……何か用ですか?」

杏「必修選択科目なんだけどさぁ、戦車道とってね。よろしく」

エリカ「この学校に戦車道は無かったはずじゃ……」

桃「今年度から復活することになった」

エリカ「……何故私に?」

杏「わかってんでしょー?とにかくよろしく!」

エリカ「……話を聞かせてもらえます?履修するかどうかはそれからで」

杏「……おっけー、なら放課後生徒会室に来て?まぁ、絶対に戦車道履修してもらうけどさ」

エリカ「沙織、華。悪いけどお茶の予定はキャンセルで」

沙織「エリカ……」

華「エリカさん……」

 

18: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:18:23.65 ID:3UUVGVQ/0



エリカ「……で、なんでついて来てるわけ?」

沙織「だってエリカ生徒会室の場所知らないって言うから案内してあげたんじゃん」

エリカ「なら、もう着いたんだから大丈夫よ」

沙織「せっかくここまで来たんだから最後までついて行かせてよ。乗りかかった船ってやつ!」

華「学園艦にはすでに乗っていますけどね」

エリカ「……はぁ。邪魔はしないでよ」

沙織「わかってるってー」

華「承知しています」

エリカ「……」コンコン

杏『どうぞー』

 

19: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:20:45.92 ID:3UUVGVQ/0

エリカ「失礼します」

沙織「失礼します!」

華「失礼します」

杏「やーやーよく来てくれたね。ありゃ?その二人は?」

沙織「エリカの付き添いです!」

華「付き添いの付き添いです」

エリカ「だそうです」

杏「あっそ、まぁいいや。早速だけど逸見ちゃん、戦車道履修してよ」

沙織「戦車道って……」コソコソ

華「華道・茶道と並び立つと称される伝統的な武芸ですね。乙女の嗜みと言われています」コソッ

沙織「へぇー。で、なんで生徒会はエリカに戦車道を履修させたいの?」コソッ

桃「それは逸見が戦車道の経験者だからだ」

沙織「わっ聞こえてた……って、え?そうだったの?」

 

20: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:22:48.61 ID:3UUVGVQ/0

桃「逸見エリカ。かつて大会9連覇の偉業を達成した強豪、黒森峰女学院戦車道チーム。お前はそこの元レギュラーメンバーでその実力は副隊長に次ぐと内外に評価されていた。……合っているか?」

エリカ「まぁ、大体合ってますね」

桃「ふふん。我々生徒会の諜報力を甘く見るなよ?」

柚子「調べたのは会長でしょ?」

エリカ「でも一つだけ間違ってるわ――――逸見エリカの実力は副隊長を超えていた。そう訂正しておきなさい」

杏「ああ、そりゃすまないね」

沙織「エリカそんなすごい人だったのっ!?」

華「戦車道で、黒森峰……戦車道に明るくない私でも名前程度ですが聞いたことがあります」

エリカ「それで?」

桃「は?」

 

21: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:26:20.56 ID:3UUVGVQ/0

エリカ「それだけですか?」

桃「それだけって、何を言って……」

杏「とにかくさー逸見ちゃん経験者なんでしょ?ウチも昔は戦車道をやっていたとはいえ、もう20年以上も前の話でね。経験者がいてくれると色々と捗るんだよ」

柚子「そういうわけなの。やってくれない?」

エリカ「……なるほど。話はわかりました」

杏「おっ、話が早いねー。それじゃあよろしくっ!」

エリカ「その前に一つだけ聞かせてください」

杏「何ー?」

エリカ「あなた達、何か隠していますよね?」

杏「何のことかな?」

 

22: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:32:49.90 ID:3UUVGVQ/0

桃「そ、そうだぞっ!?我々に隠し事なんてあるわけないだろ!?」

柚子「桃ちゃんっ!」

沙織「エリカ、どうしてそう思うの?」

エリカ「生徒会の皆さん、あなた達の行動にはどこか必死さがある」

杏「そんなこと無いと思うけどなぁ」

エリカ「そもそも経験者を欲しいだけならわざわざ生徒会直々に勧誘しにこなくてもいいんじゃない?」

杏「だからー初心者しかいないより経験者がいたほうがいいじゃん?」

エリカ「そのためにわざわざ私の評判まで調べたっていうんですか?経歴だけなら転校する時に書類に書いたはずですけど」

杏「……あー、明日のオリエンテーションで話す予定だったんだけどさ、数年後に戦車道の世界大会が日本で行われることになってんのよ」

エリカ「聞いたことがありますね」

 

23: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:35:48.32 ID:3UUVGVQ/0

杏「それでさ、文科省から全国の高校に戦車道に力を入れるようにってお達しがあったわけ。うちが戦車道を復活させたのもそういう理由があるのよ」

エリカ「それでも、そんなの所詮文科省から言われただけですよね?生徒会とはいえただの生徒であるあなた達がそこまで必死になる理由が私にはわかりません」

杏「だからさー」

エリカ「そう……あなた達の言動、行動、隠しきれてない焦り……経験者がいると便利だから?……違う、それだけじゃ……」ブツブツ

沙織「エリカ何ブツブツ言ってるの?」

華「沙織さんちょっと静かに」

エリカ「……何か、あなた達にとって不都合な事態が起きている?」

杏「別にぃ?」

エリカ「いえ、あなた達が。生徒会が隠したいことということは大洗女子学園自体に何か……例えば……学園艦?そういえばそんな話聞いた気が……」ブツブツ

桃「おい逸見!ブツブツ言ってないでさっさと戦車道を履修すると決めろっ!」

エリカ「――――たぶん、これね」

沙織「だから何が?」

 

24: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:38:44.56 ID:3UUVGVQ/0

エリカ「……猶予はどのくらいなんですか?」

桃「っ!?」

柚子「!?」

杏「……逸見ちゃん、思ってたよりずっと頭がいいんだね」

エリカ「いいから答えてください」

杏「今年度中。……実質今大会が最後だね」

エリカ「……そんなに切羽詰ってたんですね」

杏「こっちもいきなりだったからねぇ。とはいえ、理由はわかってもらったんでしょ?やってよ、戦車道」

エリカ「いいえ」

杏「まだ何かあるの?逸見ちゃんも戦車道の無いうちに転校してきて燻ってたんでしょ?戦車道やりたいんでしょ?なら、こっちの提案を断る理由はないと思うけどなぁ」

エリカ「戦車道のない高校に転校してきたのよ?普通、嫌になって辞めたって思いませんか?」

杏「聞いたでしょ?逸見ちゃんのことを調べたって」

エリカ「……ええ。確かに、戦車道の無い大洗に転校してきたのははっきり言って不本意よ」

沙織「そうなのっ!?」

華「沙織さん」

 

25: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:44:42.14 ID:3UUVGVQ/0

エリカ「―――それでも、隠し事をするような人たちの頼みを安々と聞くほど、馬鹿でもお人好しでもないわ。――――会長、あなたの口から本当のことを言ってください」

杏「もうわかってるんでしょ。それでいいじゃん」

エリカ「私にじゃないわ。戦車道を履修する子全員によ」

杏「……それはできない」

エリカ「私の想像が合ってるならこの問題は生徒会だけで抱えて良いものじゃないわ。―――少なくともあなた達はそのために戦車道を利用しようとしている。説明責任があります」

杏「知らないほうが良いこともあると思うな―」

エリカ「確かに情報統制も時には必要です。だけど……あなた達だけの問題じゃないんですよ。知らないうちに爆弾を抱えさせられてるだなんて、あんまりだわ」

杏「気づかなければ何もないと一緒だよ」

エリカ「それを予期せぬ時に気づかれたら立て直すのは困難です。一度も負けられない上に、チームプレイが必要な戦車道においてそれは致命的よ」

 

26: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:48:17.20 ID:3UUVGVQ/0

杏「悪いけど、それについては譲るつもりはないんだ。それに――――隠し事ってのはお互い様じゃない?」ボソッ

エリカ「っ……」

桃「会長今なんと?」

杏「かーしま。悪いけどちょっと静かにしててくれ」

桃「はっはい!」

杏「いくら不本意で転校してきたとはいえ、またすぐに転校ってのは避けたいでしょ?」

エリカ「あなたは、どこまで知って……」

杏「ごめんね。本当はこんな脅すような真似したくなかったんだけどさ。逸見ちゃんの言う通りこっちにも事情があるの。

だから、おとなしく戦車道履修してくれない?」

 

27: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/29(金) 23:52:33.33 ID:3UUVGVQ/0

エリカ「…………わかりました」

沙織「エリカっ!?」

エリカ「納得してないし、あなた達への不信感はあるけれど、それ以上に私は戦車に乗りたいの。――――多少の不満には目をつぶるわ」

杏「ありがと♪」

エリカ「ただし、経験者として私を入れるのなら私が隊長よ。練習・試合その他もろもろ私の指示の下にやってもらいますから」

杏「ああ、もとよりそのつもりだよ。よろしくね、逸見ちゃん」

 

33: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 19:25:51.21 ID:l0RAjsPZ0



沙織「エリカ、ほんとに良かったの?生徒会の人たち何か隠してるんでしょ?」

エリカ「……確かにそれはまだ不安材料だわ。それでも、この学校で戦車道ができることは正直、願ってもないことよ。……私には戦車道しかないのだから」

沙織「それなら、そもそもなんで戦車道のない大洗に転校してきたの?」

エリカ「……色々あるのよ」

沙織「うーん、ミステリアスな女の子ってのもモテ要素なのかな?私も何か秘密もとうかなー」

華「現在の体重なんてどうでしょう?」

沙織「それは乙女の秘密だけどミステリアスとは違うー!!」

エリカ「そういえば、あなた達は必修選択科目何にするの?」

沙織「あっそうだ私達も考えないと……エリカの事で頭がいっぱいだった……」

華「まるで恋する乙女ですね」

沙織「やだもー!確かにエリカは綺麗だけど、私そういう趣味はないからー!ていうか、華はどうするつもり?

華「私は、戦車道を履修しようかと」

エリカ「え?」

沙織「華の家って華道の家元でしょ?てっきり華道選択するかと思ってたんだけど」

エリカ「華道の家元って……その佇まいはハリボテじゃ無かったってわけね」

華「ふふっ、褒めていただけて幸いです」

 

34: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 19:36:19.15 ID:l0RAjsPZ0

エリカ「華道と戦車道。確かにどちらも乙女の嗜みと言われているけれど、芸術と武道でその方向性は大きく違うわ」

華「ええ、だからこそです。私前々からアクティブな事に憧れていまして……いい機会ですから是非、と」

エリカ「そう。まぁ、授業の一環なのだから好きにすると良いわ」

華「……私が戦車道を選ぼうと決めたのはエリカさんがいるからですよ?」

エリカ「はぁ?なんでよ」

華「先程の生徒会の方への啖呵を切る姿。とても凛々しく、美しかったです」

沙織「あっ、それ私も思った!エリカ生徒会にあんな堂々と立ち向かうだなんて凄いね!」

エリカ「納得出来ないのが嫌なだけよ」

 

35: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 19:48:23.11 ID:l0RAjsPZ0

華「あなたのその在り方は、道となってあなたの歩みを助けてくれます。私も、その先が見たいのです」

エリカ「……そう。まぁ、好きにすれば?」

華「はい。そうさせてもらいます」

沙織「私はどうしようかな~」

華「沙織さんも一緒に戦車道をしませんか?」

沙織「え~?戦車道って鉄臭くて油まみれになりそうでなんかなー」

エリカ「間違ってはないわね」

華「それでもせっかくですから……」

沙織「うーん……」

エリカ「別に今すぐ決めなくても明日オリエンテーションがあるんだから、それからでもいいでしょ」

沙織「そうだね、でも戦車道なぁ……」

エリカ「ま、ゆっくり考えなさい」

 

36: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 19:56:36.93 ID:l0RAjsPZ0



ザワザワ……

エリカ「……オリエンテーションってこんないきなり呼び出されるものだったかしら」

華「うちの生徒会がすることですから」

桃「それではこれから必修選択科目のオリエンテーションを行う」

デーンデーンデーンデーン♪

エリカ「え、何このBGM?」

 

37: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 20:00:37.61 ID:l0RAjsPZ0

女と生まれたからには、誰でも一生の内一度は夢見る「モテモテの淑女」。

戦車道とは、「モテモテの淑女」を育成する武芸のことであるッ!

テッテッテッテッテーレテレレ♪

アイbelieveツキノヒカリ トケルカリソメノメロディー♪

エリカ「」

華「まぁ……神イントロですね」

沙織「わぁ……」

 

38: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 20:10:56.27 ID:l0RAjsPZ0



沙織「エリカ、私戦車道やるっ!!」

エリカ「あ、あの紹介でよくやる気になるわね……プロパガンダもいいところだったでしょ……」

沙織「だってモテモテの淑女だよっ!?女の子なら一度は憧れる!!」

エリカ「いや、うん……あなたの理想をどうこう言うつもりは無いけど……」

華「いいじゃないですか。せっかくやる気になってくれたのですから」

エリカ「……はぁ、まぁいいわ。ただし二人共」

沙織「ん?」

華「はい」

エリカ「戦車道はね、確かに安全に配慮して行われているわ。だけど、それでも事故ってのは起きるの。怪我はもちろん時には死者が出たことだってあるのよ」

沙織「……お、脅かさないでよ……」

 

39: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 20:13:47.89 ID:l0RAjsPZ0

エリカ「脅しじゃないわ。あなた達がどんな理由で戦車道をやろうと構わない。ただ、戦車道をやるということはそういうアクシデントに見舞われることがあるってことを忘れないで」

沙織「……」ゴクリ

華「……」

エリカ「……ごめんなさい。怖がらせるつもりは無かったの。ただ、そういう事がかつてあったってことよ。

戦車はもちろん砲弾も安全性に配慮したものだから、ちゃんと私の指示に従っていればそんな事には絶対にさせないわ」

沙織「や、やだもー……エリカ急に怖い顔になるからさぁー」

エリカ「だいたい、どんなスポーツでも怪我や事故は起きるけど、重大なモノって大抵ふざけたり、危険を認識できないやつが起こすものなのよ」

沙織「う、うん」

エリカ「だから、ふざけて好き勝手やったりは止めなさいよ?ってこと」

沙織「はいっ!気をつけます!」

華「肝に銘じておきます」

エリカ「なら良いわ」

 

40: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 20:17:40.50 ID:l0RAjsPZ0



ザワザワ・・・・

沙織「ここにいるのが戦車道の履修者?」

華「全員で18人ですか」

エリカ「少ないわね……やっぱりあのオリエンテーションで戦車道やりたいってなる奴は学園の少数派……変わり者ばかりなんでしょうね」

沙織「エリカが言うと説得力あるね」

エリカ「ケンカなら買うわよ?」

華「さすが沙織さん。景気づけに一戦交えようってことですね?」

沙織「違うからっ!?」

優花里「……」ジーッ

エリカ「……ん?」

優花里「!?」サッ

沙織「どうしたの?」

エリカ「いや、なんか視線を感じて……」

桃「静かに。これより、戦車道の授業を開始する」

優花里「あの……戦車は、ティーガー?それとも……」

杏「さぁー、なんだっけな?」

エリカ「とりあえず見せてください」

 

41: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 20:22:01.90 ID:l0RAjsPZ0



エリカ「これは……」

ウヘー

ナニコレー

ボロボロー

アリエナーイ

華「侘び寂びでよろしいんじゃ……」

沙織「これはただの鉄さび」

エリカ「……Ⅳ号戦車ね」ソッ

 

42: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 20:24:40.42 ID:l0RAjsPZ0

エリカ「……ティーガーと比べると装甲も主砲も貧弱。……でも、あるだけましか」

沙織「エリカ?」

エリカ「この子はまだ生きてる。ボロボロなのは見た目だけよ」

沙織「ほんとっ!?」

華「それでしたら……」

エリカ「それで?他の戦車は?」

杏「無いよ?」

エリカ「は?」

杏「何せ20年以上前だからねー当時使ってた戦車は大体売っちゃったんだよ」

エリカ「そ、それでどうするんですかっ!?この人数なら5両は必要なのに!?」

杏「探すっきゃないねー」

 

43: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 20:28:38.70 ID:l0RAjsPZ0

エリカ「あ、あなたねぇっ!そんな適当な状態で戦車道やるだなんて言ったんですか!?」

杏「まあまあ、落ち着いてってば。売っちゃったとは言え全部じゃないからさ、探せばどっかにあると思うんだよ」

沙織「何か手がかりないの!?」

杏「無いっ」

桃「加えて、明後日戦車道の教官がお見えになる。それまでに残り4両を見つけ出すこと」

沙織「嘘ぉ!?」

エリカ「……」

桃「……ん?逸見どうした?」

エリカ「……減に」

沙織「エリカ?」

華「エリカさん?」

 

44: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 20:31:24.53 ID:l0RAjsPZ0

エリカ「いい加減にしてくださいっ!!!!!!!!!」

桃「ひっ!?」

杏「うおっ」

柚子「わっ!?」

 

45: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 20:38:01.33 ID:l0RAjsPZ0

エリカ「さっきから聞いてれば戦車がない?ヒント無いけど二日後までに探せ?ふざけないでくださいっ!!」

桃「い、逸見?」

エリカ「そんな状態でよく戦車道をやろうって言えましたねっ!?大体Ⅳ号はもう事前に見つかってたのになんで修理してないんですかっ!?

それなのに明後日ってっ!?戦車道を遊びでやろうともモテるためにやろうとも!どんな理由でも構いませんっ!でも、でもっ!

やるからには本気でやってくださいっ!!ほんとに、ほんとに……っ!もおおおおおおおおおーっ!!!!!!!!!!」

杏「ご、ごめんね逸見ちゃん?こっちも急なことだったからさ……そんな怒んないでって」

柚子「そ、そうなの。逸見さんには悪いって思ってるけど、なんとかお願いできない?」

エリカ「っ~~~~!!わかりましたっ!!――――あなた達っ!!」

全員『は、はいっ!?』

エリカ「ここにいる生徒会連中がろくに準備もしてこなかったせいで現状戦車は1両しかないわ。あなた達がどんな理由で戦車道を選んだのか知らないけど、

このままじゃ大会出場どころか開講すら危ぶまれる状況よ。だから……残りの戦車死ぬ気で探しなさいっ!!」

全員『は、はい!!』

エリカ「わかったらさっさと行きなさいっ!!」

ダダダダダッ!!

梓「……」チラッ タッタッタ

 

46: ◆eltIyP8eDQ 2017/12/30(土) 20:44:52.93 ID:l0RAjsPZ0

エリカ「……あなた達」

桃「な、なんだ?」

エリカ「あなた達生徒会チームは最低でも1両は見つけなさい。見つけられなければ――――そこのⅣ号の的にでもなってもらうわ」

桃「わ、わかったっ!わかったからっ!?」

杏「頑張るよー」

エリカ「っ!沙織!華!私達も行くわよっ!!」タッタッタッ

沙織「え、エリカ待ってってばー!」

華「エリカさん!」

桃「…………こ、怖かったよ柚子ちゃ~んっ!!」

柚子「わ、私も……」

杏「いやー……逸見ちゃん案外激情家だったんだねぇ」

柚子「……会長。戦車探しに行きましょう?」

杏「……だね。逸見ちゃん本気で私達を的にしそうだし」

 

51: ◆eltIyP8eDQ 2018/01/02(火) 18:02:39.16 ID:N7RSQKjm0



エリカ「まったく、あいつら何考えてるんだかっ!!」プンプン!

沙織「エリカ落ち着いてってば。怒ってばっかじゃ戦車探しても見落としちゃうよ?」

華「激情も時には原動力となりますが、今は心を静めて捜索に集中しましょう」

エリカ「……ふぅー。……ええ、もう大丈夫よ」

沙織「よしっ!それにしてもエリカがあんなに怒鳴るだなんて……」

エリカ「キャラじゃなかったかしら」

沙織「いや、キャラ通りっていうか、声かける前はすぐ怒りそうな子だなーって思ってた」

エリカ「なんでそんなのに声かけようと思ったのよ……」

華「ですが……ふふっ、ちょっとだけ良いものを見られたと思います」

エリカ「何がよ?」

 

52: ◆eltIyP8eDQ 2018/01/02(火) 18:06:31.16 ID:N7RSQKjm0

華「エリカさんは誰に対しても一線を引いているような気がして……ですがあのように苛立ち、それを表に出せる方なのですね」

エリカ「……別に線引いてるつもりはないわ。ただ、どう近づけば良いのかよくわからないだけよ」

沙織「エリカ……」

華「なら、エリカさんはそのままでいいですよ」

エリカ「は?」

華「私達が近づいていきますから」

沙織「そう、そうだねっ!えりりん一緒に頑張ろう!!」

エリカ「え、えりりん?」

沙織「エリカだから、えりりん。とりあえず今までよりちょっと近づいたでしょ?」

エリカ「私的には3メートル位近づかれた感じなんだけど……」

沙織「慣れて慣れて!」

エリカ「……努力するわ」

 

53: ◆eltIyP8eDQ 2018/01/02(火) 18:13:02.82 ID:N7RSQKjm0

沙織「うんっ……でもさ『もおおおおおおおおおーっ!!!!!!!!!!』って。えりりんあんな可愛い怒り方するんだね」

エリカ「っ!?」

華「確かに。普段見せない姿ですから一層、可愛らしく見えました」

エリカ「う、うるさいわねっ!良いから早く戦車探しに行くわよ!!」

沙織「はーい」

華「はい」

優花里「……」ジーッ

 

 

55: ◆eltIyP8eDQ 2018/01/02(火) 18:20:26.91 ID:N7RSQKjm0

エリカ「……それで、あなたはいつまでそこで隠れてるつもりなの?」

優花里「ひゃっ!?あ、あの、わ、私……えっと……」

沙織「あっ!えりりんが女の子いじめてる!!」

華「本当ですか?」

エリカ「ちょっ、人聞き悪いこと言わないでよ!?」

優花里「あのっ!私、普通二科2年C組の秋山優花里といいます。よろしければ戦車の捜索にご一緒させていただけないでしょうか!?」

沙織「ほんとっ!?一緒に探してくれるなら助かるよー。私、武部沙織!」

華「五十鈴華です」

エリカ「私は―――」

優花里「逸見、エリカ殿ですよね……?」

エリカ「え?よく知ってるわね」

優花里「いや、その……戦車道の履修者の名前は全員覚えてるんです」

沙織「えりりんみたいな人他にもいるんだね……」

華「そうですね」

エリカ「聞こえてるわよ。優花里……って呼んでいいかしら?」

優花里「はいっ!」

 

56: ◆eltIyP8eDQ 2018/01/02(火) 18:26:53.43 ID:N7RSQKjm0

エリカ「そう、なら私のことはエリカでいいわ」

優花里「本当ですかっ!?」

エリカ「良いも何も、そこの二人にはそう呼ばれてるしね。……内一人には変な呼ばれ方してるけど」

沙織「もー変ってひどいー!」

華「それでしたら私達も優花里さんと呼ばせて頂きます」

優花里「はいっ!」

エリカ「挨拶も済んだし、戦車探しに行きましょうか。裏の山林あたりに行ってみましょう」

優花里「了解であります!」

沙織「えー!?山ー!?駐車場あたりとか探さない?」

華「駐車場に戦車は止まってないかと」

沙織「だって一応は車じゃない……」

エリカ「時間無いんだからさっさと行くわよ」

沙織「はーい……」

 

57: ◆eltIyP8eDQ 2018/01/02(火) 18:31:01.13 ID:N7RSQKjm0



エリカ「……38t、八九式、Ⅲ突、M3。ダメ元だったけどなんとか集まったみたいね」

杏「逸見ちゃーん?」

エリカ「……何かしら?」

杏「もう1両忘れてない?」

エリカ「……はぁ、それに三式中戦車も」

優花里「よく見つけましたね!どこにあったんですか?」

杏「ん?職員駐車場に停めてあったのを見つけた」

沙織「ええ―っ!?えりりんやっぱり駐車場にあったじゃん!!」

エリカ「まさか本当にあるとは……」

杏「灯台下暗しってやつだね」

エリカ「……ちっ」

桃「逸見貴様っ!今舌打ちしただろ!?」

エリカ「とにかく、これで履修者分の戦車は見つかったわね」

桃「無視するなーっ!!」

 

58: ◆eltIyP8eDQ 2018/01/02(火) 18:39:11.56 ID:N7RSQKjm0

沙織「でも一台余っちゃうよ?」

エリカ「とりあえず一番修理に時間がかかるものを後回しにして、明後日はそれ以外の5両を使いましょう。振り分けは……」

梓「あ、あの……!」

エリカ「あなたは?」

梓「私、一年の澤梓です!い、逸見先輩、ですよね?」

エリカ「ええ、そうよ」

梓「あの、戦車なんですけど……私達、自分で見つけたのに乗りたいです!」

エリカ「あなた達が見つけたのって確かこのM3だったかしら?」

梓「は、はい!」

エリカ「どのみち八九式を外して三式を使うつもりだったからこれに乗りたいっていうなら構わないわ。

……でも、言っちゃ悪いけど、このM3は『7人兄弟用の棺桶』なんて悪名がある戦車でね。

見つけてくれたのは嬉しいけど、そんなに良いものじゃないわよ?」

梓「それでもっ!自分たちが見つけたものに乗りたいって皆と話し合ったんですっ!」

エリカ「……そう。なら良いわ、これに乗りなさい」

梓「あ、ありがとうございますっ!!」

エリカ「あなた達が見つけたんでしょ?なら、そっちのほうが愛着持つかもね。……一緒に頑張りましょう」

梓「は、はいっ!!」

 

59: ◆eltIyP8eDQ 2018/01/02(火) 18:42:16.32 ID:N7RSQKjm0

沙織「えりりん優しいじゃん!『もっと合理的に考えなさいっ!』とか言うと思ってた!」

エリカ「そりゃあそうも思うけど、経験者として戦車に愛着持ってもらえるのは嬉しいしね」

優花里「ですねっ」

華「ですが、修理と時間を考えると……」

???「あーごめん。ちょっとどいてもらえる?」

沙織「あっ、すみません」

???「いいっていいって。あーこれかぁ」

エリカ「えっとあなた達は?」

ナカジマ「ん?ああ、私たちはここの自動車部だよ」

杏「おーはやいねー」

ナカジマ「6台も見つかったって言うからとりあえず修理箇所の確認だけでもしておこうかなってね」

杏「あんがとー。それじゃあよろしくっ!」

ナカジマ「オッケー。皆!」

自動車部『はーい!』

沙織「わ~凄い……テキパキと動いてる」

華「さすが本職と言ったところですかね?」

 

60: ◆eltIyP8eDQ 2018/01/02(火) 18:44:58.97 ID:N7RSQKjm0

エリカ「あの自動車部、あなたが呼んだの?」

杏「そうだよ。戦車の修理、整備全般引き受けてくれるって」

エリカ「……あなた、もしかして意外と人望あるの?」

杏「一応生徒会長だからねぇ。それなりには」

エリカ「……あなた達のやり方、言動行動はっきり言って気に食わないわ」

杏「はっきり言ってくれるね」

エリカ「それでも、やろうとしていることは理解しているつもり」

杏「……私は」

桃「おい逸見っ!会長と一体何を話している!!」

エリカ「うるさいわね。なんでもないわよ」

桃「お、お前!敬語はどうした敬語はっ!?先輩だぞっ!!」

エリカ「うるさいって言ってるの。あなた達敬語使ってもらえるような事した?的にされなかっただけありがたいと思いなさい」

柚子「桃ちゃんここは、ね?」

桃「桃ちゃん言うなっ!逸見!お前には上下関係をしっかりとだなっ!」

エリカ「えー?桃ちゃん何か言ったー?」

桃「桃ちゃん言うなー!!?」

ギャーギャー

杏「……逸見ちゃん、ごめんね」

 

61: ◆eltIyP8eDQ 2018/01/02(火) 18:46:18.41 ID:N7RSQKjm0

杏「私は、逸見ちゃんを理解できないよ」

 

続く【ガルパン】エリカ「私は、あなたを救えなかったから」 その2

 

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